文章の中で見かける「*(アスタリスク)」。
注釈や強調、プログラミングの記号として欠かせない存在ですが、実際に入力しようとすると「どのキーを押せばいいの?」と迷う人も多いですよね。
この記事では、パソコン・スマホ・テプラの3種類のデバイス別に、アスタリスクの打ち方をやさしく解説します。
Windows・Mac・iPhone・Androidなど、それぞれの操作手順を画像付きで整理。
さらに、半角と全角の違いや、入力できないときのトラブル解決法もまとめました。
これを読めば、どんな環境でも迷わず「*」を打てるようになります。
アスタリスクとは?意味と使われる場面を解説
まず最初に、アスタリスク(*)とはどのような記号なのかを理解しておきましょう。
この章では、アスタリスクの意味や使われ方、そして半角と全角の違いについて分かりやすく解説します。
アスタリスク(*)の基本的な役割
アスタリスク(*)は、文章やプログラムなどで広く使われる記号です。
主な使い方は、注釈(脚注)を示すためや、数式・コンピュータ言語で掛け算を表すためなど、多岐にわたります。
例えば、文章の中で「※」のように補足説明を入れるときに「*」を使うケースがあります。
また、プログラミングの世界では「2 * 3」のように掛け算を意味する演算子として活躍します。
つまり、アスタリスクは言語や文脈を問わず、情報を補うサポート役の記号といえます。
| 用途 | 具体例 |
|---|---|
| 注釈 | 本文中の補足や説明 |
| 数学 | 掛け算(例:3 * 5 = 15) |
| プログラミング | 演算子・コメント表現 |
| 文書装飾 | 強調(例:*強調部分*) |
半角と全角の違いと使い分け方
アスタリスクには、半角(*)と全角(*)の2種類があります。
この2つは見た目が似ていますが、文字コード上では別の扱いになります。
たとえば、プログラミングやシステム入力では必ず半角のアスタリスクを使う必要があります。
一方で、文書やメールの中では、レイアウトを整えるために全角のアスタリスクを使うこともあります。
用途に応じて切り替えることが大切ですね。
| 種類 | 見た目 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 半角 | * | プログラミング・計算式など |
| 全角 | * | 文書・表現上の強調など |
半角=システムやコード向け、全角=文章表現向けと覚えておくと便利です。
アスタリスクの打ち方(パソコン編)
ここでは、パソコンでのアスタリスクの打ち方を解説します。
WindowsとMacの両方で、キーボード入力と文字変換の2通りの方法を紹介します。
Windowsでのアスタリスク入力方法
Windowsでは、キーボードの「け」キーの上にアスタリスクが配置されています。
ローマ字入力の場合は、Shiftキーを押しながら「け」キーを押すと入力できます。
入力モードが日本語のときは全角の「*」、英数モードでは半角の「*」になります。
半角にしたい場合は「F10」キー、全角にしたい場合は「F9」キーで切り替えましょう。
| 入力モード | キー操作 | 結果 |
|---|---|---|
| 日本語 | Shift + け | 全角「*」 |
| 英数 | Shift + け | 半角「*」 |
| 変換 | F9 / F10 | 全角⇔半角切替 |
Macでの入力方法とショートカット
Macの場合も基本は同じで、Shiftキーを押しながら「け」キーを押すと入力できます。
英字入力モードのときは自動的に半角のアスタリスクが入力されます。
全角に変換したいときは、「control + shift + space」で変換候補を呼び出して切り替えましょう。
| 操作 | 出力される記号 |
|---|---|
| Shift + け | *(半角) |
| 変換候補から選択 | *(全角) |
キーボードを使わない入力(変換による出し方)
キーボードの位置を忘れてしまったときは、文字変換を使う方法も便利です。
Windowsなら「ほし」と入力し、変換キーを押し続けるとアスタリスク(*)が候補に表示されます。
スマートフォンと同じように、変換候補の中から選ぶだけで入力できます。
キーボードに頼らずに記号を出せる裏技として覚えておくと役立ちます。
| 入力する文字 | 変換候補 |
|---|---|
| ほし | *、☆、★、※など |
| あすたりすく | *、*(全角・半角) |
アスタリスクの打ち方(スマホ編)
ここでは、スマートフォンでアスタリスク(*)を入力する方法を紹介します。
iPhoneとAndroid、それぞれの操作手順を解説し、文字変換による出し方も合わせて説明します。
iPhoneでの入力方法
iPhoneでは、キーボードの数字・記号入力画面から簡単にアスタリスクを出すことができます。
まず、文字入力画面で「123」ボタンをタップして数字入力モードに切り替えます。
その後、「#+=”ボタンを押すと、記号の一覧が表示されます。
一覧の中にある「*」をタップすれば入力完了です。
この方法では半角のアスタリスクが入力されます。
| 手順 | 操作内容 |
|---|---|
| 1 | 「123」キーをタップ |
| 2 | 「#+=”キーをタップ |
| 3 | アスタリスク(*)を選択 |
Androidでの入力方法
Androidでも基本的な手順は同じです。
数字入力モードに切り替え、「記号」キーをタップします。
表示された記号の中から「*」を選んでタップすれば入力できます。
機種によって多少配置が異なりますが、ほとんどのスマホで数字入力エリアにアスタリスクが含まれています。
全角が必要な場合は、文字変換を利用しましょう。
| 操作 | 出力される記号 |
|---|---|
| 記号キーをタップ | *(半角) |
| 文字変換を利用 | *(全角) |
文字変換を使ったアスタリスクの出し方
スマホでは、文字変換を使ってアスタリスクを出す方法もあります。
入力欄に「アスタリスク」または「ほし」と打ち込み、変換候補を確認しましょう。
候補の中に「*」や「*」が表示されるので、必要な方を選択します。
この方法は、全角と半角を区別して使いたいときに便利です。
| 入力する文字 | 変換候補 |
|---|---|
| アスタリスク | *、* |
| ほし | ☆、★、* など |
スマホでは変換機能を使うと全角も出せるという点を覚えておくと便利です。
アスタリスクの打ち方(テプラ編)
最後に、ラベルライター「テプラ」でアスタリスクを入力する方法を見ていきましょう。
テプラはキーボード操作ではなく、メニューから記号を選択して入力する仕組みになっています。
TEPRA PROシリーズでの操作手順
ここでは「TEPRA PRO SRシリーズ」を例に手順を説明します。
まず、テプラ本体の右下にある「記号・絵」ボタンを押します。
すると、「記号・絵」メニューが表示されるので、「記号」を選んで決定します。
次に、「↑」「↓」ボタンで「記述」カテゴリーを探し、「アスタリスク」を選択します。
選択ボタンを押せば、アスタリスクが入力されます。
| 手順 | 操作内容 |
|---|---|
| 1 | 「記号・絵」ボタンを押す |
| 2 | 「記号」→「記述」を選択 |
| 3 | 「アスタリスク」を選んで決定 |
半角・全角の違いと注意点
テプラで出せるアスタリスクは全角のみです。
半角のアスタリスクは搭載されていないため、文書上で見た目を揃えたい場合は注意が必要です。
また、印字フォントやサイズによっては、全角アスタリスクの形が若干異なることもあります。
ラベルデザインを整えるときは、試し印刷で確認すると良いでしょう。
| 種類 | 出力可否 | 備考 |
|---|---|---|
| 全角(*) | ○ | 記号メニューに収録 |
| 半角(*) | × | 非対応 |
テプラでは全角のアスタリスクのみ利用可能という点を覚えておけば安心です。
アスタリスク入力でよくある質問Q&A
ここでは、アスタリスクを入力するときによくあるトラブルや疑問をまとめました。
パソコンやスマホで「*」が出ない、他の記号と混同してしまうという人は、ここで解決方法をチェックしてみましょう。
「*」が入力できないときの対処法
アスタリスクが入力できない原因の多くは、入力モードやキーボード設定の違いによるものです。
たとえば、日本語入力(かな入力)の状態では、「Shift + け」を押しても「ろ」や別の文字が出ることがあります。
このようなときは、英数字入力モード(半角英数)に切り替えてから再入力してみましょう。
また、IME(文字入力システム)の不具合で変換候補が出ない場合は、パソコンを再起動すると改善することがあります。
| 原因 | 対処方法 |
|---|---|
| 日本語入力のまま操作している | 英数モードに切り替える |
| Fキーによる変換がうまくいかない | F9・F10キーを再押下 |
| キーボード不良や接続エラー | 再起動または外部キーボードで確認 |
スマホの場合も同様に、数字・記号モードへ切り替え忘れているケースが多いです。
入力画面に「*」が見つからない場合は、「記号」タブを探すと出てきます。
入力できないときはモード切替を確認するのが第一歩です。
他の記号(@・#・_など)との違い
アスタリスクとよく混同される記号には、「@」「#」「_」などがあります。
見た目が似ていても、意味や使い方は大きく異なるので注意しましょう。
| 記号 | 名称 | 主な用途 |
|---|---|---|
| * | アスタリスク | 注釈・掛け算・ワイルドカードなど |
| @ | アットマーク | メールアドレス(例:info@example.com) |
| # | シャープ | SNSのハッシュタグや番号表記 |
| _ | アンダーバー | ファイル名・識別子など |
とくにプログラムを書くときやファイル名を扱うときは、記号の入力ミスがエラーの原因になることもあります。
用途を意識して正確に入力するようにしましょう。
まとめ|アスタリスクの入力をマスターしよう
最後に、ここまで紹介してきた内容を整理しておきましょう。
アスタリスク(*)は、文章やプログラム、ラベル作成など、日常的に使われる便利な記号です。
ただし、入力方法はデバイスによって異なるため、状況に応じた操作を覚えておくことが大切です。
それぞれのデバイスでの最適な覚え方
デバイス別のポイントを表にまとめると、次のようになります。
| デバイス | 入力方法 | 特徴 |
|---|---|---|
| Windows | Shift + け(F9/F10で変換) | 半角・全角を使い分けられる |
| Mac | Shift + け | 英字入力で自動的に半角 |
| スマホ | 数字→記号タブから選択 | 全角は変換で出せる |
| テプラ | 記号メニュー→記述→アスタリスク | 全角のみ対応 |
このように、どの環境でも共通して覚えておくべき操作は「Shift + け」と「記号の場所を確認する」ことです。
一度慣れてしまえば、どんな端末でも迷わず入力できるようになります。
日常で役立つ入力の小ワザ
最後に、アスタリスクを活用するちょっとした小ワザを紹介します。
- 検索で「*」を使うと「ワイルドカード検索」ができる(例:「file*.txt」)
- 箇条書きの代わりに「*」を使うとシンプルなリストにできる
- パスワード入力欄の伏字(****)もアスタリスクの一種
このように、アスタリスクは見た目以上に活躍の場が広い記号です。
今回紹介した入力方法をマスターすれば、パソコンでもスマホでも、ラベル作成でも迷うことはありません。
アスタリスクを自在に使いこなして、日常の作業効率をアップさせましょう。
